
NHK朝ドラ「あんぱん」第72話 あらすじと感想|7月8日放送分『夢への第一歩』と題してお送りします。
2025年7月8日放送のNHK朝ドラ「あんぱん」第72話は、嵩(北村匠海)の成長と才能が存分に描かれた感動的な回でした。
高知新報に採用される嵩という展開を通じて、彼の挿絵制作への情熱と独自の視点が強く印象に残ります。
のぶ(今田美桜)の見守る中で無事に挿絵を完成させ、ついに高知新報に採用される瞬間は、彼の努力が実を結ぶ記念すべきシーンとなりました。

嵩の成功は彼自身の夢への第一歩であると同時に、のぶにとっても大きな刺激となり、二人の絆がより深まる様子が丁寧に描かれていましたね
今回のエピソードで特に印象的だったのは、嵩が自分の才能を信じて挑戦する姿勢と、それを支えるのぶの温かい存在感です。
友情や協力の大切さ、そして夢を追いかけることの意味が改めて心に響く内容と登場人物たちの才能の開花、困難に立ち向かう姿勢、そして深い人間関係が描かれた、まさに「希望」に満ちた回でした。
それでは第72話について、詳しく振り返っていきたいと思います。
【NHK朝ドラ あんぱん 第72話】志の才能がついに開花!「月刊クジラ」創刊への道のりと登場人物たちの深い絆【感想・あらすじ】
2025年7月8日に放送されたNHK朝ドラ「あんぱん」第72話は、主人公たちの大きな一歩と、彼らを取り巻く人々の温かい支えが描かれ、多くの視聴者の心に響きました。
特に、志の才能が開花する瞬間の描写や、「月刊クジラ」創刊に向けた編集部の奮闘は、見どころ満載でした。
志の才能、ついに開花!絵の力で大逆転
今回の物語の大きなハイライトは、志(たし)の絵の才能が、ついに世に認められた瞬間です。
高知進報(こうちしんぽう)の差し絵を急いで描くよう指示された志は、集中して絵を描き続けました。

その姿は、まさに彼女の才能が本当に開花する瞬間でした!私も興奮を覚えるほどでした!
仕上がった差し絵は「めちゃくちゃいい感じ」と評され、その絵のタッチは多くの視聴者を魅了しました。
面接では散々な結果に終わったものの、この差し絵の出来栄え一本で、志は新聞社の窮地を救うことになります。
子供の頃から続けていた絵の力で、周囲の評価を大逆転させた志の姿は、見ている私達も「やった!」と喜びを感じるものでした。
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この時、隣で志をそっと見守るのぶの存在が私は印象的でした。なんと温かい雰囲気なこと。
のぶは常に自分よりも前を走る志を尊敬しながら見つめており、幼い頃に保護者が出ていった際に「うちが守っちゃる」と宣言して以来、その姿勢は変わっていません。
のぶの志への「母親目線」ともいえる愛情深い眼差しは、彼女の成長を見守る私たち視聴者にとっても、胸に迫るものがありました。
「月刊クジラ」創刊への奮闘と試練、そして編集長の信念
一方、のぶは「月刊クジラ」の創刊に向けて大忙しの日々を送っていました。順調に見えた創刊作業の最中に、まさかのトラブルが発生します。
なんと、連載を依頼していた作家が、締め切り直前に逃げ出してしまったのです。
この緊急事態に、取り乱してしまうのぶたちを前に、正司編集長の目がきらりと光る瞬間がありました。
正司は、困難な状況に直面した時にこそ、その真価を発揮する人物です。彼がこの危機をどのように乗り越えるのか、今後の展開に期待が高まります。
正司編集長は、「世界で一番面白いものを作りたい」という志の言葉と夢が完全に合致している人物であり、「月刊クジラ」を「何よりも面白いもの」にすることを目指しています。
彼には「戦争によって困難な時代を経験した人々の、声にならない声を届ける」という強い信念があり、それが彼のメディアに対する理想そのものなのです。
外部からの圧力にも流されず、自身の信念を貫く正司の姿は、多くの人々に共感を呼びました。

この時代はまだまだ外部からの圧力も大変だったと思います。でもここまで来たら貫くしかないですよね。
この危機的状況の中、再び志に声がかかります。
残り50分という限られた時間で漫画を描くよう指示された志は、その驚異的な速筆で応えようとします。
このエピソードは、筆が早く多くの作品を生み出せる志の才能を際立たせるものとなりました。
人々の絆と揺るがぬ信念、そして希望の言葉
本作では、厳しい時代を生き抜いた人々が多く登場し、それぞれが心に深く刻まれた経験を抱えています。
正司編集長もまた、過去の厳しい状況下で、本意ではない記事を書いたことへの後悔や複雑な感情を抱えながらも、自身の信念を貫こうとしています。
そんな中で、メイ子の「戦争のせいにしたくない」という言葉は、見る人の心に深く響きました。
この力強い言葉は、多くの困難な経験をした人々を救い、前を向いて生きることを肯定しているかのように感じられます。
また、志が描いた高知進報のイラストには、当時の社会状況が繊細に描かれていました。
増え続ける運搬物資の需要により、船に乗れない人々で港が溢れかえる様子が表現され、そこには厳しい状況にある子どもたちの姿も描かれていました。
このイラストに登場する、一度は持ち出してしまったものの、その後持ち主の元へ戻した少年が、現在やおさんの元で働いているという事実も明かされ、人々の温かい繋がりが感じられました。
注目ポイント:志の今後の展開

引用:NHK『あんぱん』公式X(@asadora_nhk)|画像の著作権はNHKに帰属します。
物語のラストシーンでは、志が「書きためていた漫画はないのか」と問われ、一瞬ためらった後、筆を取る場面がありました。
これは、志の中にすでに温めている漫画のアイデアがあることを示唆しているのかもしれません。
もしそうであれば、その内容が非常に気になるところです。
これまでも志の漫画にはのぶが主人公として登場することが度々ありました。
もしかしたら、のぶの恋心を示唆するような内容なのか、あるいは実在の人物を描くことで、さらなる展開を迎えるのか、今後の放送が楽しみでなりません。
視聴者からの声と深まる物語
今回も視聴者の皆様からは、多くの温かい感想が寄せられています。
特に、志が自分の「本当にやりたいこと」を見つけ、その場所を得られたことへの喜びは、多くの視聴者が「自分のことのように嬉しい」と感じたようです。
今回のような感動的な回を経て、登場人物たちの過去や未来、そして物語が持つ普遍的なテーマについて、さらに深く掘り下げてみたいという方がたくさんいらっしゃいました。
まとめ
第72話は、志の才能が輝きを放ち、夢に向かって大きく踏み出した感動的な回でした。
同時に、「月刊クジラ」創刊という新たな挑戦、そして厳しい時代を生き抜く人々の揺るがぬ信念と、支え合う温かい絆が丁寧に描かれました。
希望に満ちた未来へ向かう登場人物たちの姿は、私たちに大きな勇気を与えてくれます。来週の「あんぱん」も、引き続き目が離せませんね。