
NHK朝ドラ「あんぱん」第66話 あらすじと感想|6月30日放送分『情熱と奮闘』と題してお送りします。
2025年6月30日(月)に放送されたNHK連続テレビ小説「あんぱん」第66話では、のぶ(今田美桜)が高知新報に戦後初の女性記者として入社し、記者人生の第一歩を踏み出しました。
新しい環境に緊張しながらも、持ち前の責任感と情熱で取材に挑むのぶの姿が印象的だった今回のエピソード。
次郎さんから教わった速記を武器に、初の記事執筆に奮闘する様子からは、成長への強い意欲が伝わってきました。

何事にもひたむきに前向きに挑戦するのぶの姿はすごくかわいかったですね!まだまだ若いし、失敗を恐れずにのぶにはどんどん挑戦してもらいたいです。
記者として歩み始めたのぶが、これからどのような真実を追い求め、どんな記事を世に送り出していくのか—今後の展開に期待が高まる回となりましたね。
NHK朝ドラ『あんぱん』第66話:希望を紡ぐ表現者たち~視聴者感想とあらすじ・ネタバレ
2025年6月30日に放送されたNHK朝ドラ『あんぱん』第66話は、主人公ノブと高志がそれぞれの場所で「表現者」として新たな一歩を踏み出す、そのような感覚を覚えました。
この回は、戦後の混乱期に生きる人々が、どのようにして希望を見出し、明日へと繋がる表現を紡ぎ出すのかを描いています。
視聴者の方々から寄せられた様々なご意見を交えながら、第66話のあらすじと見どころ、そして視聴者の皆さんの率直な感想を深掘りしていきましょう。
『あんぱん』第66話あらすじと見どころ
新米記者ノブの挑戦と成長 ノブは戦後初の女性記者として高知新聞に入社し、初めての現場取材に駆り出されます。当初は即座にメモを取る「即起」に戸惑い、現場の雰囲気に圧倒されていました。
しかし、先輩の正事に「君が書きたいと思った瞬間を全部書けばいい」と助言されたことで、彼女の視点は変わります。炊き出し場で、子供たちの笑顔や支援する人々の手元を静かに見つめるうち、ノブの鉛筆は自然と動き出します。
特に印象的だったのは、炊き出し所で出会った少年がノブにかけた言葉です。「新聞の人来てもいつも戦争のことばっかりやき、僕らのこと書いてくれんかよ」。
この言葉は、これまで記事で「今を生きる人々の声」がいかに無視されてきたかをノブに痛感させ、彼女は震える手で原稿用紙に向かいます。
そして、この少年の言葉を載せたいと、自ら記事の草案を提出する姿が描かれました。これは、ノブが「誰かを糾弾する正義」ではなく、「声なき声をそっと拾い上げる優しさ」を伝える表現を選び始めた、記者としての大きな転機だったと言えるでしょう。

なんというか、この時代の記事に書かれている文章は今よりもずっと価値がある文章だったのではないでしょうか。
また、ノブの同僚として、結婚相手を探すために新聞社に入社したという鳴海ゆいさんが登場しました。
会社ではお淑やかな印象ですが、お酒を飲むと「本当の私はこんななんだよ」と語るシーンが印象的でした。
高志の新たな創作活動と「正義の味方」の原点 一方、高志もまた、失意から立ち直り、新たな創作の機会を得ます。
彼は高知新聞の文化欄で、新しく立ち上がる子供向け物語のイラスト連載の構想とラフ作成を任されます。
編集長からは「戦地にいた人間だからこそやれる表現がある」と、また盛岡からは「面白くなくていい、受け狙いじゃなくていい、誰かの心を軽くする絵を描いて欲しいんです」と伝えられ、高志の絵に対する意識は「自分のための絵」から「誰かの明日を支えるための創作」へと変化していきます。
そして、この第66話のハイライトとも言えるのが、夜にノブと高志が交わした会話です。
高志が「正義の味方ちゅうのはなあ、強くなくてええ、ただ腹の減った子にパンを届けられるやつでええ」とつぶやくと、ノブが「それ、アンパンマンや」と返すシーンは、

まさにアンパンマンの原点とも言える言葉が飛び出した瞬間でした
この何気ない会話が、今後彼らの創作活動、特に高志の描く「逆転しない正義」の種となっていくのだと思うと、非常に感慨深いものがあります。
仲間たちの温かい支え ノブと高志、それぞれの表現活動を支える仲間たちの存在も温かい気持ちにさせてくれます。
ノブには、友人であるうさ子が川病の取材ノートを送り、自分の声を書き止めるよう励まします。
また、高志にはけ太郎が「俺さ、お前の絵また見たいんや、昔みたいにまっすぐであったかいやつ」と声をかけ、彼の創作意欲を再燃させるきっかけを与えます。
彼らが仲間に支えられながら、誰かを支える表現者として力強く歩み始めた、希望に満ちた回でした。
視聴者の声:違和感と共感ポイント

引用:NHK『あんぱん』公式X(@asadora_nhk)|画像の著作権はNHKに帰属します。
第66話に対しては、視聴者の皆さんから様々な声が寄せられています。
- ノブの初スピーチと入社早々の活躍
新米記者として入社したノブが、最初のスピーチで緊張して上手くいかない様子に、「先生だったんだからビシッと決めて欲しかった」「そこが一番得意じゃないの?」といった意外さを感じた声がありました。
しかし、入社していきなり記事を出せることについては、「人がいないからなのかな」といった推測も出ています。
また、ノブが「即起」を児童さんに習ったと説明するシーンについても、「自分で後で見つけただけなのに」という違和感を覚えた視聴者もいらっしゃいました。 - 共演者と描写への率直な意見
鳴海ゆいさん役の女優さんについては、過去の出演作に触れながら「最初知った感じがする」「急に出た誰なんだ、と思った」といった出会いの印象が語られました。
また、登場する外国人キャストについて、「少し違和感がある」と感じる方もいらっしゃいました。 - ドラマのリアリティへの疑問点
ノブが危険な場所として描かれがちな「闇市」に女性一人で取材に行けるのか、という点や、女性が夜中まで働いても平気なのか、という点にも「違和感があった」という声が聞かれました。
これらの「違和感」は、作品への没入感を深め、視聴者同士で「どうでしたか?」と語り合う楽しさに繋がっているようです。

みなさんなかなか鋭いツッコミですね、皆さんの率直な感想は、ドラマをより多角的に楽しむきっかけとなっています
おわりに
『あんぱん』第66話は、ノブと高志がそれぞれの表現を通して、人々の心に寄り添い、希望を届ける決意を固める重要なエピソードでした。
特に、彼らの会話から「アンパンマン」の概念が生まれる瞬間は、作品のテーマ性を深く感じさせるものでした。
ご自身や他の視聴者の方々の感想を共有することで、ドラマの見方がさらに広がり、作品をより深く味わうことができるでしょう。
このような感想を交わすことで、「自分だけがこんな境遇だ」と思い詰めるのではなく、世の中には様々な出来事や感情があることを知り、共感や新たな視点を得るきっかけにもなります。
これからも『あんぱん』が、皆さんの心に温かい光を届けてくれることを願っています。