こんにちは、NHK朝ドラ「あんぱん」第71話～第5話 今週のあらすじ予想と見どころ｜先週の振り返りなどについてです。
NHK朝ドラ「あんぱん」第71話〜75話 今週のあらすじ予想と見どころ
NHK連続テレビ小説『あんぱん』は、夢と友情、そして家族の絆が深く描かれる感動的な物語が続いています。先週のエピソードではのぶの情熱が輝き、今週は物語がさらに大きく動き出します。
注目の第15週、7月7日から7月11日（第71話〜75話に相当すると考えられます）のあらすじと見どころを詳しくご紹介します。
先週の振り返り：のぶの情熱と深まる絆
先週（2025年6月30日から7月4日）放送された第66話から70話では、主人公のぶ（今田美桜）の力強い成長と、周囲の人々との関係性が深まる様子が描かれました。
- 第66話：のぶが新たな挑戦に向けて固い決意を抱き、その情熱が強く印象づけられました。
- 第67話：自身の夢に対する責任感が描かれ、周囲との絆が深まる展開が見られました。
- 第68話：のぶの希望と責任感が交錯し、彼女の内面的な成長が感じられるエピソードでした。
- 第69話：メイコ（松本穂香）との友情が強調され、互いに支え合う姿が感動を呼びました。
- 第70話：のぶが月刊誌の刊行に向けて本格的に動き出し、その情熱が再び大きく輝く瞬間が描かれています。
全体として、友情や夢、そして挑戦といったテーマが色濃く表現されており、登場人物たちの成長と絆が物語に深みを与え、視聴者の感情的な共感を呼ぶ一週間となりました。
今後、のぶが月刊誌の刊行を通じてどのように成長し、周囲との関係を深めていくのか、彼女の夢への情熱が友人たちにどう影響するのかが、今週の大きな注目ポイントとなるでしょう。
健太郎（佐藤健）やメイコ（松本穂香）との関係性の進展にも期待が高まります。
今週の注目ポイント：波乱の東京、新たな出発へ
今週（第15週）のタイトルは**「いざ東京」**。のぶが本格的に東京へ拠点を移すような印象を受けますが、これは史実にもある「東京出張」を描くもので、物語は怒涛の展開を迎えます。
高志との運命的な再会と共闘
高志（北村匠海）は、高知新報の入社試験で、まさかののぶと再会を果たします。そこで高志は「いつか世界一面白いものを作りたい」と宣言。希望を持って自らの道を進む高志の姿に、のぶもエネルギーをもらいます。
史実では、高志のモデルである柳瀬先生も文化的な仕事を志し、高知新聞の入社試験に挑んでいます。
この試験は闇市で取材し記事を書くというものでしたが、柳瀬先生は受験者たちが実は全員高知新聞の受験者だったというユニークな四コマ漫画のような記事を提出し、70名もの志願者の中から見事合格を勝ち取ったとされています。
ドラマでは、のぶが人事担当の正司に、高志のことを説得する場面が描かれるようです。
試験に落ちてしまう、あるいは良い印象を与えられなかったと予想される高志のために、のぶは新聞社の資料室で高志の四コマ漫画が掲載された新聞記事を見つけ出し、正司にアピールする展開が考えられます。
しかし、のぶの願いは届かず、正司は耳を貸そうとしません。
ここで突然の事件が発生。翌日の朝刊に「穴が開きそう」という事態に。締め切りが迫る中、取材や記事執筆の時間はなく、誰かが「挿絵を描いてみてはどうか」と提案します。
この時、のぶがひらめき、高志を新聞社に連れてきます。高志は正司たちの指示通りに挿絵を描き、のぶは絵に没頭する彼の横顔を微笑みながら見つめます。
この挿絵が締め切りギリギリで完成し、印刷に間に合ったことがきっかけで、高志は高知新報に採用されることになります。
月刊誌「クジラ」を巡る意外な試練
高知新報に入社した高志は、すぐに月刊誌の編集部へと異動が決定し、ここで運命的にのぶと出会います。
ドラマでは「月刊クジラ」と名付けられているこの雑誌は、史実の「月刊高知」がモデルとなっており、1946年から約5年間発行された総合文化雑誌です。
矢瀬先生は表紙の絵や挿絵、記事の執筆、編集作業など多くのことを担当していました。
「クジラ」という名前の由来には諸説あり、高志のスケッチブックに描かれた大きなクジラの絵や、幕末の土佐藩主・山内豊信の酒豪伝説が挙げられますが、視聴者からの情報では、よさこい節にクジラが登場することや、高知の日本酒「酔鯨」など、高知県とクジラの関係が深いことが示唆されています。
高知県出身で酒好きな正司が「月刊クジラ」と名付けたのも納得というわけです。
月刊誌刊行に向けて奔走するのぶたちですが・・・
ここでまさかの事態が発生し、高志は激しく動揺するようです
史実では、高志のモデルである柳瀬先生が描いた六コマ漫画が、当時の占領軍であるGHQ（連合国軍総司令部）の規制に触れ、月刊高知の編集部に警告書が送られてきたことがあったそうです。
漫画の内容は、キュウリが大好きな女の子がキュウリの新しい食べ方を研究するというもので、政治的な内容は微塵も感じられませんでしたが、「キュウリ夫人」というタイトルが「キュリー夫人」を侮辱していると捉えられ、警告書が送られたようです。
当時はGHQから目をつけられると廃刊に追い込まれることもあったそうですが、月刊高知は警告だけで済んだといいます。このエピソードがドラマでどのように描かれるのか注目です。
しかし、困難を乗り越えた「月刊クジラ」の創刊号は、なんと発売からたった2日で2000部を完売する絶好調な滑り出しを見せます。
東京取材と「おでん事件」の予兆
創刊号の成功を受け、第2号の特集を決める編集会議では、岩水が東京での取材を提案します。この頃の東京は、特に戦災孤児が多く、そうした子供たちを取材したいという思いがのぶにもあると予想され、岩水の提案に賛同するのではないでしょうか。
そして、のぶと高志は広告費の集金のために質屋を訪れます。
ここで、高志がのぶに渡すはずだった赤いハンドバッグを見つける展開が予想されています。史実にもある「ハンドバッグ振り回し事件」が描かれる日も近いかもしれません。
岩水の提案が採用され、「月刊クジラ」編集部は東京への取材旅行を決定。のぶは、ガード下の女王と呼ばれる高知県出身の大妓女・マ哲子を取材することになります。
自分と同じ高知の女性が東京で活躍していると知り、のぶの胸は高鳴ります。出発が迫った夜、高志はのぶにある事実を明かすようです。
これがきっかけとなり、高志がのぶにアプローチを始める可能性も示唆されています。
東京に到着したのぶたちは、早速マ哲子を探し始めますが、なかなか見つけられず途方に暮れてしまいます。
そんな中、編集部のみんなで屋台のおでんを食べに行きますが、数時間後、高志、岩水、そして正司が激しい腹痛を訴え始めます。これが柳瀬先生の有名なエピソード「おでん事件」です。史実では、闇市で買った食材で作ったおでん鍋を食べた柳瀬先生ら男性陣3名が腹痛でダウン。
のぶのモデルである小松信さんだけが無事だったのは、男性陣に具材を譲り、大根ばかりを食べていたためと言われています。
のぶさんはノーダメージで、男性陣を看病し、最初に回復した柳瀬先生と2人で雑務をこなしたそうです。この出来事がきっかけで、柳瀬先生はのぶさんに惹かれていったとされています。
ドラマでも、このエピソードが二人の関係に影響を与えることになりそうです。
衝撃の再会：高志の戦友、ヤ上兵
ドラマでは、おでん事件で男性陣が突然ダウンし、うろたえるのぶに声をかけてくる男が現れます。「どうかなさいましたか？」と尋ねたその人物こそ、かつて高志の戦友だったヤ上兵なのでした。
史実ではこの時期にヤ上兵のモデルとなった人物との出会いはないため、ドラマ独自の大きなアレンジが加えられていると考えられます。
この再会が、のぶの東京行きの理由や、高志の状況にどう関係してくるのか、多くの謎を残していますよね
家族の再構築：許しと理解の物語
今週の最大の山場は、のぶと富美子（松島七子）の8年越しの再会です。
現代ではSNSやスマホで連絡が取れる時代ですが、昭和30年代後半のこのドラマでは、8年もの音信不通が持つ意味は非常に重く描かれます。
若くして夫を亡くし、子どもを育てながらあん職人として独立しようとしていたのぶにとって、富美子が現れなかったことへの思いが、涙と共に溢れ出す感動的なシーンが描かれるでしょう。
富美子は、のぶの問いかけに対して弁解も謝罪もせず、ただ静かに「おめね（ごめんね）」と「ありがとう」を瞳で語るという、沈黙が許しと抱擁を意味する場面となります。
富美子が姿を消した謎も、ついに明らかになります。背景には、のぶの夫（富美子の息子）との関係だけでなく、富美子自身の生家や嫁姑関係にまつわる見えない圧力が存在していました。
彼女は息子をのぶに「信託した」と表現しますが、それは責任放棄ではなく、むしろ自分が関わることで、のぶをさらに苦しめてしまうという罪悪感を抱いていたことが示唆されます。
のぶが富美子を「許す」のではなく「理解しようとする」その瞬間が、この週の非常に重要な見どころです。
並行して描かれるのが、高志と千ひ（中沢元）の兄弟関係の再構築ですね
富美子とのぶの再会によって「家族」の形が再定義される中、高志自身も自身の家族観を問い直し始めます。千ひに向けて、高志が「守れなかったことがずっと苦しかった」とつぶやく一言は、このドラマ全体のテーマでもある「守る」というキーワードと重なります。
のぶが職人として味を守ること、富美子が母親としての距離を守ってきたこと、そして高志が弟を守れなかった自責の念を抱えること。
高志の不器用ながらも、大切な人を失いたくないという気持ちが行動に滲み出る描写は、見る人の心を打ちます。千ひもそんな兄の背中を見て、少しずつ心を開き始めるでしょう。
血のつながりだけでなく、記憶の積み重ねが家族という形を作っていくのだというメッセージが、のぶと富美子、高志と千ひ、それぞれの視点から提示されます。
過去を許すことから始まり、一歩ずつ歩き直すことで、悲しみや悔しさが許しへと変わっていく過程が丁寧に描かれ、ドラマ全体の「再出発点」として大きな意味を持つ一週間となるでしょう。
まとめ：深まる人間ドラマに期待
今週の『あんぱん』は、のぶと高志の新たな一歩、月刊誌「クジラ」の誕生と試練、そして何よりのぶと富美子、高志と千ひという家族の「許し」と「再出発」の物語が深く描かれます。
東京での取材や予期せぬ再会など、波乱に満ちた展開から目が離せません。登場人物たちの心の揺れや成長が丁寧に描かれ、視聴者も自身の過去と向き合うきっかけを与えてくれるかもしれません。
これからの『あんぱん』がどのような感動的な瞬間を提供してくれるのか、引き続き目が離せませんね。ぜひ、今週の放送もリアルタイムでご覧ください。
